ソムリエ、ワインエキスパート一次試験を独学で勉強する方法

ソムリエ試験受験奮闘記

はじめに

この記事を読めば、ソムリエ、ワインエキスパート一次試験を独学で合格するためにどのように勉強を始めれば良いのかがわかります。こちらの記事では一次試験の独学に関してお伝えします。

独学でも正しく勉強すれば、必ず合格できます。

これから独学で合格を目指す皆様のためになる勉強方法を、ソムリエ試験に独学で一発合格した私の体験を元にお伝えできればと思います。

ソムリエ、ワインエキスパート試験の独学勉強を始める前に

コツコツと勉強を続ける以外に合格する方法はない。

まず初めにこのことを肝に銘じておいてください。

正直言って、こう勉強すれば必ず合格できるといった勉強法はありません。
なんとなく勉強して受かるような簡単な試験でもありません。
コツコツと勉強を続ける必要があります。


この試験に限ったことではありませんが、コツコツと勉強せずに受かる試験なんてありません。
きっと挫折やくじけそうになる時、楽な道に逃げたくなる時があると思います。
その時は必ずこのことを思い出してください。

勉強をする。それしかないと。

毎日少しづつでも勉強を続けることが絶対に必要です。

勉強前の準備

勉強を始める前には入念な準備が必要です。
やみくもに勉強を始めても合格には近づけません。
効率よく勉強していかないと試験範囲が膨大ですのでとてもじゃないですが間に合いません。

まずは

  • 試験の形式や傾向を知る
  • 勉強の具体的なポイントや対策を知る
  • 自分の現状の知識と学習能力、環境等を把握する
  • 勉強計画を立てる

上記のことを最低限準備してから勉強に取り掛かることをお勧めします。


「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という孫氏の格言があります。
敵の実力や現状をしっかりと把握し、自身のことをよくわきまえ、自分の力量を認識したうえで対処すればうまくいくということです。
逆にどちらかが欠ければ勝算は下がり、どちらも欠けば勝算はほとんどなくなります。

試験のことをよく知り自分の現状や勉強のペースなど正しく把握しましょう。

ソムリエ、ワインエキスパート一次試験の独学勉強方法

一次試験の形式

コンピューター上での試験。120問全て4択の選択問題です。
合格のラインは公表されていませんが、60%~70%が合格ラインと予測されている方が多い印象です。
なので75問~85問ほど正解する必要があります。

数字だけ見ると少し難しそうに思えてきますよね。
私も最初に調べたときは、難しいなと思いました。

難易度は高いのは事実ですが、前向きに考えていきましょう。
まず4択問題なので、全くわからなくても4分の1の確率で当たります。
半分の60問確実にわかれば、残り半分全てわからなかったとしても4分の1当たれば15点入るので75点になります。ギリギリ合格の可能性あります。
もちろん数字上の話なので確実にこの通りにはなりませんが、こう考えることで何とかなる気がしませんか?

私自身こう思うことで何とかなりそうと前向きになることが出来ました。
精神的な不安を少しでも取り除くことも大切です。
皆様もぜひポジティブに考えてください。

一次試験の傾向

ソムリエ、ワインエキスパート試験の一次試験は、試験に申し込んだら送られてくる教本から出題されます。
問題は教本に書いてあることしか出題されないので、この教本を中心に学習していきます。
逆に言うと教本すべてが試験範囲ということになります。

この教本がとてつもないページ数有ります。
年々教本の厚みは増してきていて、2021年度の教本は約800ページあります。
800ページって多すぎますよね。電話帳並みの厚さです。

全部覚えられる人は全部暗記するに越したことはないですが、大半の人は無理ですよね。
私もいざ教本が手元に来た時には、やっぱり受験をあきらめようかとさえ思いました。
届いてからしばらくは全く読む気になれませんでした。

全部完璧に覚えることは困難なので、出題の傾向を把握してある程度勉強する幅を絞っていく必要があります。
そして、効率よく勉強していけるようにしましょう。

試験の問題はある程度セクションごとの出題問数が決まっています。
CBT試験でコンピューターがランダムに出題するので、人により差はありますが大きくは変わりません。


どういうことかというと例えば、フランスから12問出るが、南アフリカからは2問。クロアチアからは1問出るかどうか、イタリアからは8問などおおよそ決まっています。
Aさんはフランスから13問出題したが、Bさんは10問だったなど必ずしも一定ではありません。


当然出題数の多い、いわゆる主要国を重点的に勉強した方が良いです。
フランス、イタリアなどはオーソドックスな問題が多く、マイナー国はそんなこと書いてあったっけみたいなことが問われることもあります。
オーソドックスな問題を確実に答えられるように勉強をしていきましょう。

勉強を始める前の準備

ここからは、私が重い腰をあげ、試験勉強に取り組んでいくまでに行ったことをお伝えしていきます。


まず、教本の目次を見て、数ページどのような記載があるのか確認しました。


教本に記載のあることは大まかに分類して3つです。
・国ごとのワインに関して
・ワインの概論やサービステイスティングなどのワイン関連のこと
・日本酒や焼酎などのワイン以外の酒に関して


国ごとのワインに関しては、その国の経済や気候などの基本状況から歴史、主要品種、生産地域、ワイン法、原産地呼称制度など幅広い情報が記載してあります。

具体的にどういったことを勉強していくことになるのか把握しておきます。
全部丸暗記することは不可能なので、どこを覚え、どこに勉強の時間を割いていくかを決めていきました。

とは言っても、当初はどこを勉強すればよいか全く見当がつかなかったので、インターネットで探していきました。
しかし、わかりやすくまとまっているサイトなどもあまりなく、思うようには進まず時間ばかりがかかってしまいました。

私が、手当たり次第にインターネットでの情報収集に明け暮れた後に最終的にたどり着いたのがワイン受験.comです。
ソムリエ、ワインエキスパート試験を独学で勉強している人の役に立つ情報を公開しているウェブサイトです。
ワイン受験.comとは何なのかという詳細は別の記事で詳しく書きます。

結論から言うと、独学で合格を目指す人は全員活用した方が良いです。
そう断言してもいいほどに独学で勉強する人にとって有益なサイトです。

シンプルでわかりやすい上に、勉強した方が良いポイントもわかります。
教本に沿った勉強ポイント、試験の傾向と対策、模擬試験、動画講習など、勉強に必要なことが一通りそろってまとめられています。

私は、ワイン受験.comで各章の必ず覚えなければならない部分を把握し教本に線を引き、動画講習でさらにポイントを押さえていきました。
そしてポイントを覚えることに勉強時間のほとんどを費やし、そのおかげで合格できたといっても過言ではありません。

現状把握

勉強の計画を立てていく前に自身の現状を把握しましょう。
知識はどれだけあるのか。1日にとれる勉強時間はどれくらいか。
自分にあった勉強スタイルはなにか。など具体的に自分がおかれている状況を把握しましょう。

知識はあると言っても試験用の知識と嗜好としての知識は別物です。
試験に向けて以前から勉強しているのかなど現状の自分のワインの理解度を正しく知りましょう。
勉強の記憶の定着度にも影響が出てくると思います。

勉強できる時間もどれくらいあるのか把握しておきましょう。
毎日必ず2時間は勉強できるなど確実で現実的な勉強時間を確保しましょう。
毎日継続して勉強していけることが重要なので、無理なく続けられる時間を設定しましょう。

勉強計画

現状の把握ができたらいよいよ勉強の計画を立てていきます。

今日は何月何日ですか?試験日はいつですか?
試験まであと何日あるでしょうか?

どれぐらいの勉強時間があるかによって、計画は当然変わってきます。
もし2か月切っていたら、かなり効率よく勉強していかないと間に合わないと思います。


試験に合格するために必要な勉強時間は、どれくらいでしょうか。
調べてみたところ、80時間、100時間、200時間、400時間などの数字が見つかりました。
400時間は知識が0の人がかかる時間としての参考です。1か月半前からの勉強で合格したという体験談も見つかりました。
どの程度知識を有しているかにもよりますが、少なくとも100時間前後は必要になると思っていた方が良いです。

私は5月の中旬から勉強を始めて、8月中旬の試験で合格したので、3か月でした。
勉強時間は、毎日90分です。
90分×90日で135時間。プラスで直前3日ほどは詰め込んだので、トータル150時間前後といったところです。
最低100時間は確保できるような、勉強スケジュールにしましょう。


計画を立てる場合に大事なポイントは、ゆとりをもって立てることです。
ほぼ必ずと言っていいほど計画は後ろ倒しします。これはもう断言しても良いです。
自分の力を過信しすぎてはいけません、現実的かつ、遅れが生じても取り戻せるようにゆとりを持ちましょう。
体調不良、予期せぬ残業、体力的限界など問題や勉強の遅延は必ず起こります。
私はこのくらいで終わるなという見通しのプラス1日を常に期間としていました。

初期の勉強は大雑把に〇〇日までにボルドーを終わらせる。のように計画を立て、受験日の1か月前までに教本を1周終えられるようにしました。
ラスト1か月はより詳細に日ごとに学習のセクションを振り分けたり問題演習をしたりしていきました。各セクション初めにワイン受験.comでポイントを整理しました。
そして期間内に必ず覚えること、できる限り覚えること、余力があれば覚えることに分けました。そうすることによって優先度の高いところから取り組め、計画に支障が出ることもほとんどありませんでした。


毎日の積み重ねと余裕のある計画が必要です。

勉強のポイント

最後に勉強する際のポイントです。

覚えるべきポイントを重点的に覚えていくのが大切と先で伝えましたが、どのように勉強して覚えていくのが良いのでしょうか。

結論から言うとアウトプットによって覚えていきます。
当然アウトプットだけするわけはないですが、つい覚えることが多いのとより多く覚えようとしてインプットばかりしてしまうと思いますが、効率よくは覚えられません。

基本的に暗記勉強になります。インプットして記憶していきますが、アウトプットがより重要です。
覚えた知識を問題を解くというアウトプットに使えるかどうかは、覚えたかどうかと全く別です。
覚えたつもりになって覚えられていなかったり、覚えているが問題になると解けなかったりすることが良くあります。

覚えたという状態は、使えるようになっている状態を指します。覚えられた瞬間ではありません。
試験は問題を解いていくわけですから、覚えた知識を使って問題が解けた時点で初めて覚えた状態になります。

このことを理解していないと、勉強して覚えているのに得点につながらないという事態に陥ります。
インプットよりもアウトプットの比率を増やしていきましょう。

さらにつけ加えると、完璧に覚えて次に進むよりは、高頻度で何度も繰り返すようにした方が良いです。
覚えたとしても数日後には徐々に忘れていきます。忘れたころに復讐できるようなサイクルを作れればベストです。
1度覚えたものを再度復讐する際に、覚えなおすまでの時間が初回より短縮されます。
極端ですが、7ページを覚える際に1日1ページ完璧に覚えていくよりも、完璧に覚えていなくても1日7ページを7日続ける方が効率が良く、記憶が定着します。


有名なことだとエビングハウスの忘却曲線が記憶学習において取り上げられることが多いです。
詳しくはここでは割愛しますが、興味のある方は調べてみてください。

まとめ

独学でソムリエ試験、ワインエキスパートを勉強をする際のポイントは以下の通りです。

・試験の形式や傾向を知る
・覚えるべきポイントを知り、重点的に覚える
・毎日継続でき、ゆとりのある勉強計画を立てる
・インプットよりもアウトプットを重視する

勉強の仕方は、人それぞれ得意な方法や向いている方法があると思うので、自分に適した勉強方法で進められれば良いと思います。
ただし、アウトプットに重きを置くこと。そもそもアウトプットする方が記憶の定着もしやすいです。勉強の目的は、覚えた知識を使い問題を解くことです。
もっと言えば、覚えた知識を使い問題を解き試験に合格することです。

合格に向けて1歩1歩勉強を進めていきましょう。

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